皆さん、こんにちは。企画・運営担当の巽です。
夏休み入も終わり、朝夕少し涼しく感じる日がでてきました。これから少しずつ秋の気配を感じていくのでしょうか?
暑いのが苦手な私としてはそう願いたいものです。ぷりぷりの秋刀魚にすだちをかけて。。。やっぱり早く秋がきてほしい!

さて、8月26日(月)に東京クラス第8回の応用薬膳講座(調理実習付)を開催いたしましたので、その報告をさせていただきます。

今回のテーマは「薬膳を『季節』で考えよう〜秋」。

前半の1時間半は、梁ペイ先生による同テーマに即した講義です。

秋といえば乾燥が気になる「燥邪」が盛んになる季節ですね。
乾燥による身体への影響を考慮し、肺への影響等未病の心構えで対処していく必要があります。
特に慢性の気管支炎や喘息、アトピー性皮膚炎等の症をお持ちの方は要注意な季節です。

しかし、一口に燥邪と言っても秋の前半は、残暑の熱邪+燥邪で「温燥」。 そして、秋の後半は、燥邪+寒邪で「涼燥」となることを考慮せねばなりません。
つまり、燥の性質が期間によって違っているため、薬膳を組み立てる際にもその点を留意することが肝要になります。

秋の薬膳のキーワードは「清補」と「温補」。

そして、後半の調理実習は、久々登場の吉野先生による調理実習タイム。

上述の秋という季節に配慮した薬膳レシピは、

  1.豆腐の蓮根すり流し
  2.秋の収穫祭とろーり卵
  3.秋のフルーツ・アングレーズソース
  4.潤いほうれん草スープ

の4種類です。

 

 

 

 

 

 

いずれの料理も参加された皆さんで分担して協力しながら手際よく調理が進みました。特にとろーり卵(瓢亭卵)作りでは、吉野先生から指定された数分間のゆで時間厳守が重要であるとのご指示に従い、秒読み態勢で取り組んだのが楽しかったです。結構真剣でしたが。。。

その後、試食しながら吉野先生から調理法に関するワンポイント・アドバイスをいただいたり、皆さんからは改めて今回のテーマやレシピに関する質問があり、いつもどおり和気あいあいと楽しみながら3時間の講座が修了しました。
あの真剣勝負したとろ〜り卵も大成功でとてもおいしかったですよ。

上述のとおり、応用薬膳講座は施膳を中心に据え、レシピを考え、調理し、試食する、実用性の高い体験型の講座となっています。毎回完結したテーマなので1回だけの受講でもすぐにご自宅で気軽に再現できる実践的なプログラムになっています。

次回は、9月27日(金)。テーマは「薬膳を『家庭で実践』しよう」です。みなさんのご参加を心よりお待ちいたしております。

それでは、また。


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中医営養・薬膳学研究会
企画・運営担当
(2013.09.06)