皆さん、こんにちは。企画・運営担当の巽です。
今日はコートがいらないくらい穏やかな日ですが、相変わらず急に暖かくなったり、寒くなったり。季節の変わり目になり、体調を崩しやすいですから油断せずご養生くださいませ。無病が最高ですが、「未病を直す」も大切ですよね。


さて、去る2月27日に第2回調理実習付応用薬膳講座を開催いたしましたので、今回はその報告をさせていただきます。同講習会は、これまでの理論中心の講座と違い、施膳を中心にレシピを考え、調理、試食する、実用性の高い体験型の講座となっています。毎月1回3時間程度のコースで、12月まで開講の予定です。毎回完結したテーマなので1回だけの受講でもすぐにご自宅で気軽に再現できる実践的な内容の濃いプログラムになっています。


第2回目の今回のテーマは、「薬膳を年齢で考えよう」。前半の1時間半は、梁ペイ先生による同テーマに即した講義です。

 

 

 

 

 

今回の内容は、「中医養生学」の理論に基づき、人の成長過程を年齢別に

  1. 乳児~児童(12歳あるいは14歳まで)
  2. 青少年期(12歳~24歳)
  3. 中年期(36歳~60歳)
  4. 高齢期(60歳~)

と区分し、それぞれの年齢ごとに対応した「施膳方針」と必要とされる薬膳とは何かに注目しました。人は成長する過程で当然必要とするものが変化していくわけで、その年齢に即した薬膳を考えるって、とても大切ですね

 

 

 

 

 

そして、後半は、吉野先生による調理実習タイム。上述の4区分に対して料理は、1にスペシャル・コーンスープ、2にサーモンムニエル・フェンネル風味、3に百合根クレープ、4に補腎益気粥の4種のレシピでした。今回は少数精鋭クラスということもあり、吉野先生には、料理のコツや材料の特徴等についてたっぷりと時間を掛けてご説明いただきました。調理実習後は、前回同様両先生とともに試食の時間。個人的には小麦粉の代わりに大麦粉を炒ったものでムニエルにするというのが初めてで、香りもよく、プチ感動でした。
また、梁先生の差し入れ「スッポンゼリー」は皆さんは思わず、味やら、効能やら議論し始め、盛り上がりました。4品の量もたっぷりとあって満腹になりつつハッピーに3時間が過ぎました。

 

 

 

 

 

応用薬膳講座は、今後も毎月1回3時間、12月まで12回に渡って開講する予定です。毎回完結したテーマなので、1回だけの受講もできますし、すぐにご自宅で気軽に再現できる実践的な内容の濃いプログラムになっています。

次回は、3月25日(月)。会場は新たに渋谷駅徒歩5分弱の便利・簡単アクセスな 渋谷区文化総合センター大和田の調理室で、 「薬膳を『季節』で考えよう(春)」をテーマに開講する予定です。
みなさんのご参加を心よりお待ちいたしております。

それでは、また。
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中医営養・薬膳学研究会
企画・運営担当
(2013.03.03)