皆さん、こんにちは。企画・運営担当の若槻です。
そぼ降る雨にも秋の気配が深まります。
10月20日(日)に行いました第5回応用薬膳講座・薬膳実践コースの京都クラスの模様をお伝えします。

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中医営膳会の薬膳講座京都クラス、の前半は応用薬膳講座です。
今回のテーマは「薬膳で『アンチ・エイジング』に取り組もう」です。中医学のアンチ・エイジングは中医養生学の範囲に含まれます。外見の若さ、美しさのみを追求するのではなく、体の中から美しくなれば、 自ずとお肌も美しく、筋骨も強くなる、それが中医学のアンチ・エイジングです。時間の流れに抗うことはできませんが、すてきに年を重ねていく薬膳の知恵を、みなさん真剣に学ばれていました。 理論の勉強のあとはレシピ解説です。メニューは5品(4月の東京クラスと同じです)。
  ・セロリ、たまねぎと湯葉の和え物(拡大画像)
  ・キュウリと卵の炒め物 (拡大画像)
  ・スペアリブと新ごぼうのスープ (拡大画像)
  ・白きくらげとハトムギのデザート (拡大画像)
  ・筍ごはん

理論をふまえて、具体的な献立のなかで養生保健益寿の施膳方針がどのように活かされているか、詳しく見ていきます。
調理実習はありませんが、自宅で手軽に挑戦できるレシピです。

私も家でしゃきしゃき歯ごたえの「きゅうりと卵の炒め物」や、もちもちコリコリの食感も楽しい 「白キクラゲとはと麦のデザート」を作ってみました。
冷蔵庫にある食材でできて、簡単な手順でとっても美味しくできました。

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京都クラス後半は、薬膳講師実践。

今回のテーマは「季節に合わせた施膳・処方の原則」です。
健康を維持し、病気を予防・治療するためには、四季の特徴をとらえて、 季節・気候にふさわしい食物を取り入れることが大切であることを、改めて詳しく学びました。

講座の最後には、それぞれが受け持つご相談者さんの数ヵ月後の様子を聞きました。来月までにまとめる課題です。ずいぶんとよくなられたご相談者さんたち。快復まであと一息です。変化があったところ、なかったところをまとめ、弁証し、施膳方針をまとめて、 次回はいよいよ最後の課題発表です。

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次回の薬膳講座京都クラスは11月17日(日)午後開講、応用薬膳のテーマは「薬膳を『季節』で考えよう(冬)」です。

皆様のご参加お待ちしています。

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中医営養・薬膳学研究会
企画・運営担当
(2013.10.31)